光 明

 

 「光明」は蝋燭の灯火から着想されたもので、それは未来を明るく照らす希望の光や、自らの命を明らめる本性の輝きというものを象徴的に人格化した作品である。
※なお、本作は代表作の一つで人気があり、材質や寸法の違う同工のものが多く遺されている。

素材 > 銀杏材淡彩
制作年 > 1975年
寸法 > (高さ×間口×奥行)    94.0cm×24.6cm×18.2cm


光明
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無 為

 

 本作は超逸にして塵境を絶し、無為にして大道を行く閑道人が主題である。その風姿はいかにも一切を放下して見性し、その悟境は手中に輝いているかのようである。平鑿と斧で仕上げられた彫技の鋭さと気魄は、他に類例をみない独創の表現であり、遊子75歳の円熟期の代表作である。

素材 > 楠材着色
制作年 > 1984年
寸法 > (高さ×間口×奥行)69.5cm×33.0cm×30.2cm


無為
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地獄の鬼

 

 現世に悪業をなした者が死後に責め苦を受ける所が地獄である。その奈落に堕ちた罪人を閻魔大王のもとで苛責するのが鬼類である。恐ろしいはずの地獄の鬼ではあるが、本作はどこかしら親近感を覚える姿で堂々と迫ってくる。
 想像上の怪物を重厚な体軀とユーモラスな表情で纏めた面白い彫像である。

素材 > 楠材着色
制作年 > 1977年
寸法 > (高さ×間口×奥行) 98.5cm×53.5cm×40.2cm


地獄の鬼
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群像

 

 本作は文字通り多くの人物の集合的構成を表現したものである。刳り貫かれた群れの像(かたち)を表出させ、箱型鑿でつけられたタッチの材質感が、人々の集まりの騒めきを伝えている。遊子が前衛を志向していた40歳代に制作されたユニークな作品である。

素材 >楠材着色
制作年 >1950年代
寸法 > (高さ×間口×奥行)    43.0cm×95.5cm×8.5cm


群像
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虚勢

 

 虚勢とはうわべばかりの威勢、すなわち「からいばり」のことであるが、実力が伴わない人間ほど「みかけ」にこだわるものである。そのような人の弱点を空想上の動物に仮託して表現している。居丈高な頭部に対して尻窄まりの尾部というアンバランスが、むなしく悲しい性の滑稽味を強調する。

素材 >榧(かや)材着色
制作年 >1950年代
寸法 >(高さ×間口×奥行)    21.8cm×39.6cm×4.2cm


虚勢
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